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執筆者の写真倉方利昌

”学校に登校する”ことよりも目標にしたこと

更新日:1月22日

こんにちは 倉方です。 


さて、文部科学省が公表した不登校児童生徒が高水準で推移している状況を受け、

不登校の児童生徒への支援について改めて基本的な考え方が通知されました。



これは一言で言うと



「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要がある


ということです。


よく耳にするのが、「保健室登校


最近はドラマなどでも学校に行きづらくなっている生徒が、クラスではなく

「保健室」へ登校すると言う場面も見ます。


2023年秋にフジテレビで放映された「いちばんすきな花」はご存知ですか?

この中でも4人の主人公のうち、多部未華子演じる塾講師のゆくえの勤務する塾には「保健室登校」をしている女子生徒が通っていましたよね?


この生徒が通えているのは、学校の保健室と、ゆくえがいる塾でした。


塾には行ける不登場の生徒

      (写真はお借りしました)



これも子供を守るために、教室ではなく「保健室」と言う限られた場所であっても

学校へ登校できている。


学校で、個別であっても教育を受ける体制があること


またクラスではなくても学校に通うと言う行動から少しずつ学校への不安などを

減らし、クラスへの登校復帰を目標としているものです。


ただ、この保健室登校はクラスメイトとの交流は遮断されます。


ドラマでも、唯一友達として関わりがあったのは、たった一人の生徒だけでした。


保健室で給食を食べる生徒

社会から孤立しないための社交性のスキルが制限されてしまうんです。


また学校に通っているとはいえ、「保健室」ですから、他の生徒たちと同じような

学校環境ではなく、学校にいても孤独や孤立を感じざるを得ないでしょう。


もちろん、「保健室登校」が悪いと言ってるわけではありません。

そこから学校のクラスへの登校が復帰できたお子さんもいると思います。

たった一人であっても、友達ができたことで、保健室登校していた女子生徒の心が変化しているのがわかります。


メリットもありますが


「学校へ登校する」と言う結果だけを目標とせずに、

学校と同じような居場所を作り


子供達が社会から孤立しないような場で学校と同じような教育を受けられるように

サポートすること。


それはフリースクールや民間の施設など、「学校」に拘らずに子供達の社会に出るために必要な支援が今必要なんです!


当社の運営する放課後等デイサービスの様な機関であっても、

不登校児の支援のネットワークの中で出来る事があることを改めて確信しました。


続きはまた



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