先日何気なくつけたテレビで、「発達障害の子ども達」についての番組をやっていたんです。
それは、ずばり、発達障害の子ども達が利用する「通級」に通えない子がとても多いというものでした。
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「通級」とは、日本の義務教育における特別支援教育の制度の一つで、通常の学級で学習しながら、通常の教育課程に加え、又はその一部に替えて個別的な特別支援教育を受けることの出来る制度です。
そしてその「通級」指導が大変なことになっているというのです。
(画像はネットよりお借りしています。)
義務教育なのに、受けたい制度を利用できないことがあるなんて、
それだけ、日本の発達障害の子ども達に対する制度が遅れていることに、驚きでした。
また、この問題の背景には、教員不足が深刻な影響を与えているようです。
通級指導は、特別な教育ニーズを持つ児童が学校生活を送る上で必要不可欠な支援ですが、その実施が困難になることで、彼らの学びや成長に支障をきたすことが懸念されています
教員不足の根本的な理由の一つは、過酷な労働環境や低い給与によるものです。
教員の仕事は非常に大変であり、放課後や休日の部活動などの長時間労働や多岐にわたる業務が要求されますが、その対価が不十分であるため、多くの人がこの職業を選択しないという現状があります。
確かに、最近では部活動の顧問の先生を外部委託する話なども耳にするようになりました。
障害のある子ども達の指導は、指導内容の他に、高度な障害に関する知識も必要になって
くるので、ますます教員不足の問題が顕著になっているんですね。。。
文部科学省では教職員のこれまでの働き方は見直し、自らの授業を磨くとともにその人間性や創造性を高かめ、子ども達に対して効果的な教育活動を行うことができるようにすることを目的として学校における働き方改革を進めているようです。
ですが、通級指導を受けられない児童が増加し、彼らの教育の機会や品質が脅かされている現状はなんとしても打破しなければいけない問題です。
この問題を解決するためには、教員の労働環境や給与の改善、専門的なスキルや知識の向上を支援する体制の整備が必要です。
障害のある子ども達に安定した療育や指導を受けてもらうためにまず、この教職員の問題解決が先なんですね。
教育の質と公平性を確保するためには、教員不足の根本的な解決が最重要な課題となっているんですね。
私たち、障害のある子ども達の通う放課後等デイサービスで、何ができるのか?
社会全体で考える必要がある問題です
#通級
#教員不足
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